野毛の名居酒屋「末広」——昭和の温もりを今に伝える一軒
横浜・野毛といえば、戦後から続く飲み屋街の聖地です。狭い路地に提灯の明かりがゆらめき、仕事帰りの人々や観光客が思い思いにグラスを傾けています。そんな野毛の中でも、長年にわたって多くの常連さんに愛されてきた老舗が「野毛 末広(すえひろ)」です。今回はこの名居酒屋の魅力を、じっくりとご紹介いたします。

昭和の香りを残す店構え
京急「日ノ出町駅」から歩いて5分ほどの場所に、赤い暖簾を掲げた「末広」がひっそりと佇んでいます。木の引き戸を開けると、すぐに広がるのは昔ながらのカウンター席。壁には年季の入った短冊メニューが並び、テレビの音とお客さんの笑い声が心地よく混じり合っています。
初めて訪れても、なぜか「ただいま」と言いたくなるような、懐かしい空気が漂っているのが末広の魅力です。
名物は“串焼き”と“煮込み”
末広の名物といえば、なんといっても焼き鳥と煮込みです。炭火でじっくり焼かれた串焼きは、香ばしい香りが食欲をそそります。特にレバーやつくねは人気が高く、タレの甘辛い風味が絶妙。どこか懐かしい味わいで、ビールやホッピーとの相性も抜群です。
もうひとつの看板メニュー「牛すじ煮込み」は、開店以来変わらない味を守り続けています。とろとろに煮込まれた牛すじと、味噌ベースのスープが絶妙に絡み合い、ひと口食べるたびに心が温まります。寒い季節はもちろん、暑い時期でもつい頼んでしまう常連さんが多いそうです。

ひとり飲みにも、仲間との語らいにも
末広の魅力は、料理の美味しさだけでなく、その“距離感”にもあります。カウンター越しの店主との軽い会話や、隣り合わせたお客さん同士のちょっとしたやりとり。気取らない雰囲気が、まるで家族のような安心感を与えてくれます。
野毛を初めて訪れる方でも、末広に入れば自然と会話が生まれる——そんな温かい空気が流れています。
野毛の夜をゆっくり楽しむ場所
近年、野毛には新しい立ち飲みバルやクラフトビール店なども増えていますが、末広のように**“昔から変わらない良さ”**を大切にしているお店は貴重です。どんなに街が変わっても、ここには昭和の温もりと人情が息づいています。
カウンターで一人しっぽり飲むのもよし、仲間と語らいながらおでんをつつくのもよし。野毛の夜を締めくくるには、これ以上の場所はなかなかありません。
アクセスと営業時間
まとめ
野毛の「末広」は、派手な装飾も最新の料理もありません。けれどそこには、人の温もりと本物の味があります。常連さんも一見さんも分け隔てなく迎えてくれるこの空間は、まさに“野毛らしさ”の象徴です。
もし次に野毛を訪れる機会があれば、ぜひ末広の暖簾をくぐってみてください。炭火の香りと湯気の向こうに、きっと新しい“行きつけ”が見つかるはずです。
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