桜木町駅を歩く 〜みなとみらいの玄関口〜
横浜といえば多くの人が思い浮かべるのが「みなとみらい」。そして、その玄関口となるのが今回紹介する桜木町駅です。JR根岸線と横浜市営地下鉄ブルーラインが乗り入れ、観光にも通勤にも便利なこの駅は、歴史と新しさが共存する横浜らしいスポットです。
歴史ある駅の風格
桜木町駅の開業は1872年(明治5年)。実は日本で最初に開業した鉄道駅のひとつであり、新橋駅とを結んだ日本初の鉄道路線の終着駅でもあります。当時は「横浜駅」という名称でしたが、1915年に現在の場所に横浜駅が移転し、駅名が「桜木町」と改められました。
つまり、ここは日本の鉄道のはじまりの地なんです。駅前にある「鉄道創業の地」記念碑を眺めると、どこか感慨深い気持ちになります。
再開発で生まれ変わる街並み
駅を出ると、すぐ目の前に広がるのはみなとみらい21地区。高層ビル群や観覧車、海沿いの遊歩道など、まるで近未来都市のような景色が広がります。
改札を出て右側(みなとみらい口)に進めば、動く歩道を通ってランドマークタワーやクイーンズスクエアへアクセスできます。左側(野毛方面口)に出れば、昭和の香り漂う野毛エリア。このコントラストが桜木町駅の面白さのひとつです。
野毛で感じる“横浜の下町情緒”
駅から徒歩3分ほどで、レトロな飲み屋街「野毛」に入ります。昭和の香りが色濃く残るこのエリアは、最近では若者や観光客にも人気。
もつ焼き店や立ち飲み屋、ジャズバーなど、バラエティ豊かな店が軒を連ねています。週末の夜はどの店も賑わい、外まで笑い声が溢れています。
特におすすめなのが「野毛小路」や「都橋商店街」。どちらも桜木町駅から歩いてすぐで、気軽に“ハシゴ酒”が楽しめます。
みなとみらいへ続く風景
一方で、駅の反対側に伸びる歩道橋「さくらみらい橋」を渡ると、視界いっぱいに広がるのがみなとみらいの夜景。
汽車道を通れば、旧横浜港駅のレール跡を活かした遊歩道を歩きながら、観覧車「コスモクロック21」や赤レンガ倉庫まで散策できます。夕暮れ時には、海に反射するビルの灯りが本当に美しく、デートスポットとしても人気です。
新たな魅力「JR桜木町ぴおシティ」
駅直結の商業施設「ぴおシティ」も見逃せません。飲食店やスーパー、カフェなどが入っており、地元の人にとっては日常の拠点。地下には昭和感たっぷりの飲み屋街「ぴおシティ地下飲食街」もあり、こちらも人気のディープスポットです。
また、2020年にはロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN」**が開業し、駅前から運河パークまで空中散歩を楽しめるようになりました。駅前の景色がさらに立体的になり、観光地としての魅力が増しています。
アクセスと便利さ
JR京浜東北・根岸線、横浜市営地下鉄ブルーラインの2路線が使え、横浜駅からはたったの1駅。みなとみらいや関内方面へも徒歩圏内で、アクセスは抜群です。バスロータリーも充実しており、観光客はもちろん、通勤・通学にも便利な立地といえます。
まとめ
桜木町駅は、**「歴史」「再開発」「下町文化」**がひとつに融合した横浜の象徴的な場所。
日本最初の鉄道駅としての重みを残しながら、近未来的な街並みと昭和の風情が同居しているのが魅力です。
観光で訪れる人も、地元で働く人も、それぞれの「横浜」を感じられる駅。
一度降りて、駅の両側を歩いてみると、その奥深さにきっと気づくはずです。
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